
IELTSのテストでどのくらいの点数をとると他のテストではどのくらいなんだろう?できるだけ多くの情報と目安がほしいな。
と、考えていませんか?
この記事を読むと:
・IELTSのスコアの目安
・IELTS, TOEFL, TOEIC, Cambridge, 英検との比較
・テストのバンドスコア
がわかります。
ちなみにこの記事を書いている僕も英語学習にたくさんの時間を費やし、ワーキングホリデーでオーストラリアとニュージーランドへ一年ずつ、それからニュージーランドで留学を経験し、IELTSに関しては過去に5回も受けているので信頼性の高い記事を書けると思います。
1 IELTSスコアの目安【TOEIC, TOEFL, 英検 & Cambridge English Exam】
まずは先に目安が見れて比較ができるサイトを紹介しますので、一つずつクリックして頂くと、一覧が見れます。

平均を出すために、日本語のサイトだけだはなく、英語のサイトも混ぜています。
>>English language test equivalency table
>>Cambridge Assessment English
全てのサイトは評価が様々ですがある程度の目安がわかっていただけたかと思います。
なぜ目安が違うのか?
結論から言うと、各々の英語検定機関がしっかりとした数字を出していないことになります。
理由はそもそもですが、テスト内容、テストされる能力の違い、求められる分野の英語の知識が違うので、比べることすら正直なところできません。
例えばIELTSはリスニング、リーディング、ライティング、そしてスピーキングの4つの技能で「英語力」というものが計られます。
そして、皆さんご存じTOEICはリスニングとリーディングだけでも、評価の対象になります。

ちなみにTOEICの点数が凄い高いのに全く話せない人がいるのはこのため。彼らはリスニングとリーディングはできますが、それ以外の分野ではいまいちということが起こってしまうのも不思議ではないです。
目安を出しているサイトはたくさんありますがどれが最も正確なものとは言えなく、あくまで英語の先生やその分野に熟達した人物が「このくらいだろうな」と憶測している数字であって、答えではありません。
2 それぞれのテストの特徴
IELTS, Cambridge Exams, TOEFL, TOEIC, そして英検は目的によって使い分けなければなりません。
ここでは概括的にですがそれぞれのテストの特徴を解説します。
IELTS
IELTSとは(International English Language Testing System)の略で 40ヵ国、合計10,000以上の機関が認定しています。主にイギリス英語圏などへの留学や研修の英語力証明をはじめ、イギリ、オーストラリア、ニュージーランドなどへの海外移住申請に最適なテストです。
また日本国内での入試でも採用が広がってきておりその通用性の高さを証明しています。
Cambridge English Exams
ケンブリッジ英語検定は、英語学習を楽しく、効果的で、達成感のあるものにする検定試験です。ケンブリッジ独自のアプローチは、英語力向上のための明確な道のりを示して、継続的な進歩を推奨します。学校(幼小中高)、一般、高等教育、ビジネスパーソン対象の資格試験を提供しています。
ケンブリッジ試験も英語圏への留学や海外移住のための英語レベルを計れる試験として、とても有名です。
>>Cambridge Assessment English
TOEFL
TOEFL®テストは、1964年の開始以来、世界で最も多くの受験者に利用されてきた、英語を母語としない人々を対象に実施されている国際基準の英語能力測定試験です。
開発・運営団体は米国非営利教育団体Educational Testing Service(ETS)で、そのスコアは150か国、10,000以上の大学や機関で活用されています。これまでに延べ3,500万人以上の方が受験しています。
主にアメリカやカナダでの留学に使われる試験ですが、今日では他の英語圏でも英語力を証明できるほどの知名度は上がってきています。
TOEIC
「TOEICは世界的にも評価されている試験」と思われている方が多いですが、実はTOEICが使われているのは、日本と韓国くらいです。海外に行くと誰もTOEICの存在は知りません。(海外の語学学校でも一応TOEIC対策コースはあります。)
テスト結果は合格・不合格ではなくスコアで表示されるので、「現在地の正確な把握」や「目標設定」が可能です。
知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定します。
※英語圏への留学や移住の英語力証明には今現在は使えません。
英語検定(英検)
中学校、高等学校、大学、大学院などでは、取得級に応じて合格判定で優先されたり、内申点に加算されたりする優遇が学校によってあります。
また、一定の級やスコアの取得が出願条件になっている場合もあります。
現在、北米を含む約400大学・カレッジが留学時の語学力証明として英検を認定。オーストラリアでは5州の州立高校全校が認定、数は増えているようです。
※英語圏への大学留学や移住の英語力証明には今現在は使えません。
3 自分に最適なテストの見分け方
結論はゴールによって逆算するです。
理由は先ほども言いましたが、用途によってテストを使い分ける必要があるからですね。

例えば、海外へ留学を考えている方であればまずはどの国へ行くのか?もしイギリス英語圏であればIELTSかCambridge English Examが広く認知されていますす。

反対にアメリカ英語圏であればTOEFLがおすすめとなります。

もし日本で就職に生かしたいのであればTOEIC、高校や大学への証明に使いたい場合は英検が広く認識されているわ。
事前にリサーチ
最近では色々な試験が英語圏の大学やビザの申請機関において、認知されてきていますのが、リサーチは必須です。

どれだけテストを頑張りいい点を取ったとしてもその機関で認識されていないテストだと、無価値になってしまいます。
そして、数年前まではたくさんの試験をOKとしていたけど、IELTSしか受け付けません、などと門を狭くしている学校もあります。
しっかりと事前にリサーチをする重要性がわかっていただけたかと思います。
まとめ:IELTSスコアの目安
さて今回は、IELTSのテストでどのくらいの点数をとると他のテストではどのくらいなんだろう?できるだけ多くの情報と目安がほしいな。 という方へ説明してきました。
テストは用途によって使い分け、IELTSのテストのスコア平均はサイトによって違い、厳密なところはわかっていないということです。
まずはIELTSのテストを受けてみたいという方は過去問題をやってみると感覚が掴めますよ。