今回はこういった疑問にお答えしていきます。
結論から先に言っておくと、スーツケースの寿命は、ボディー素材、キャスターの種類、値段、使用頻度によってかなりばらつきがあります。
というのもスーツケースは3000円台から買えるものから、15万円程の高級ブランドも存在しています。
なので、一概に「何か月です!」「何年です!」とは言えません。
ということで、今回はスーツケースの買い替えのタイミングや寿命について深掘りしていきます。
そろそろ替え時かな?と感じている方には、必見の内容となっています。
スーツケースの寿命&耐用年数について
スーツケースは、空港で荷物を預けたりすると雑に扱われたりと、劣化が激しい時があります。
そのためスーツケースの寿命や耐用年数を見極めるときには、以下の4つに着目して吟味しましょう。
- スーツケースのボディー素材
- キャスターの種類
- スーツケースの使用頻度
- スーツケースの値段
です。以下に深掘りしていきます。
スーツケース素材の寿命&耐用年数
スーツケースのボディー素材として有名なのは「ポリカーボネート」。
質の高いスーツケースでは頻繁に使用され、非常に耐久性が高く軽量型として人気です。
ポリカーボネートの寿命は、「5~10年程」と言われることが多いです。
唯一の弱点として紫外線に弱い。という点がありますが、各々のメーカーでは紫外線対策が施されているので、そこまで劣化が早いわけではありません。
キャスターの寿命と耐用年数
スーツケース素材の次に気になるのは「キャスター」。
キャスターに使用されるポリウレタンという素材は、別名ウレタンゴムとも呼ばれ、ほどよい弾力と摩擦に強いのが大きな特徴です。
とはいえ、あまり知られていませんが、ポリウレタンは湿気にさらされると「加水分解」と呼ばれる化学反応を起こし劣化する。というデメリットがあります。
そのためポリウレタン製のスーツケースを使用中の方は、寿命の目安として2~3年程と思っておいてください。
「数年前に使用してから、使っていないのにキャスターがボロボロ」「まだ一回しか使っていないのに、キャスターの動きが悪い」というアクシデントはよく聞きますが、これは加水分解が影響しています。
特に日本は湿度が非常に高いので、避けることのできないのが特徴です。
HINOMOTO製のキャスターはどれくらい持つ?
高級スーツケースでよく使用される「HINOMOTO製のキャスター」。
このキャスターには、ポリウレタンの代わりに「日乃本錠前と三菱ケミカルが共同開発したLisof(ライソフ)とうエストラマー系の新素材」が採用されています。
そのため「加水分解」をせずに、耐用年数が飛躍的にUPしています。
長く使用できるスーツケースであれば、HINOMOTO製のキャスターが使用されいているか、確認してみるといいです。
使用頻度による寿命と耐久性
スーツケースの寿命は、使用頻度によって大きく左右されます。
毎週出張でスーツケースを使用される方は「1年間で52回」、海外旅行を年に2回しか行かない方は「1年間で2回」となり、両者には大きな開きがあります。
空港での受託荷物として預けても、国や空港職員によってスーツケースの扱いも異なるため、スーツケースが何回使えるのか?と明確に公表しているメーカーはありません。
ただしスーツケースを頻繁に使用する私の経験則でいうと3万円程の有名なブランドであれば、「1年間で52回」で使用するヘビーユーザーの方でも、十分に耐えられます。
また、「1年間で2回」程のライトユーザーの方でも、もちろん問題なく使用できるでしょう。
※格安のスーツケースには、当たり外れが大きいため一概に言えないところが非常に難しいです。。。
値段によるスーツケースの使用可能年数と頻度
かなりザックリですが、一覧表にしてみました。
値段 | 使用可能年数 | 使用可能回数 |
~5千円程 | 半年 or 1年 | 10回まで |
~1万5000円程 | 1.5年 | 30回まで |
~3万円程 | 5年 | 50回まで |
~10万円程 | 7年 | 100回まで |
イメージは上記のようになります。
とはいえ、使い方や素材、キャスターの種類、どれくらいの重量の荷物を入れて歩いたか?など考慮しなければいけないので、参考程度に頭に入れておいてください。(-ω-)/
スーツケースの買い替え時期は今である可能性大!
さてここまでは、スーツケースの寿命や耐用年数について解説してきました。
ですが、考えなければならない要素が沢山あるので、いつ買い替えたほうがいいのか?というタイミングが難しいです。
なので、もし今迷っているのであれば、買い替えたほうが無難です。
理由は大きく3つです。
- 旅行中に壊れてしまったらめんどくさい
- 修理に出しても新しいスーツケースに買い替えたほうが安い
- 心機一転したほうが良い
以下に説明していきます。
①旅行中に壊れてしまったらめんどくさい
まだ使えるから大丈夫。と思って旅行に出かけたら「ハンドルがとれちゃった」「キャスターが一個壊れてしまった」というトラブルは旅行にはつきものです。
スーツケースが旅行中に故障すると、せっかくの旅行が台無しですし、新たに買い替えなければならない。ということもあり、色々とめんどくさいです。
それに旅行先でスーツケースが売っていればいいですが、人里離れた町への旅行や帰省であれば、スーツケースが売っていないということも、珍しくはありません。
また、ヨーロッパなどの旅先であれば「消費税が約30%」の国がゴロゴロしているので、同じ商品を購入しても日本で買った方が圧倒的にお得です。
なので、まだ使えるから大丈夫!と油断するのではなく、買い替えは早い方がいいです。
②修理に出しても新しいスーツケースに買い替えたほうが安い
これはスーツケースだけに限らず「修理あるある」です。
スーツケースを新しく買い替えるくらいなら、修理に出したほうが安いじゃん!と考える人は多いです。
ですが、実際に見積書をもらうと「買った時の値段より高い」「新しいのを買えちゃう修理価格」となることが発生します。
自分自身で直せれば壊れた部分の部品を買えばいいだけなので、もちろん安く済みますが、修理をしてくれる方の人件費が高いです。
とはいえ、修理にはそれなりの専門知識が必要ですし、修理するのに必要な備品があります。
例えば、プラスドライバー、マイナスドライバー、ペンチ、ハンマー、レンチなどです。
他にも計測具や電動工具なども場合によっては、必要になってきます。
加えて、専門知識。
一応スーツケースの修理に必要な部品の説明書には色々と書いてありますが、ズブの素人がやろうと思っても無理です。”(-“”-)”
私も今まで数多くの修理にチャレンジしましたが、結局直すことができずに失敗に終わっています。笑
しかも、チャレンジ→難しい→諦める→全部戻す→部品が残る。。。
というアクシデントに見舞われます。
部品や工具を揃えても、結局のところ直せずじまいで、お金と時間を多く無駄にしてきました。
なので、めんどくさい手間をかけるくらいであれば、素直に買い替えたほうが良いです。
③心機一転したほうが良い
スーツケースの寿命は数年です。
ですが、使えるは使えるけども「ベストな状態」ではありません。
使用していれば当然ボディーには傷がつきますし、何度も使っていれば劣化します。
ファスナーも動くけどちゃんと閉まらない。ダイヤルロックが固くなる。キャスターの動きが悪くなる。というのは避けられません。
なので、仮に今使えていたとしても、そろそろ買い替えを考えたほうがいいです。
それに、新しいスーツケースを買うことで心機一転ができますし、また新しい気持ちで毎日をスタートすることができます。
なので、どうせなら後回しにせずに、今のうちに買い替えたほうが何かとお得です。
寿命や耐用年数が長いおすすめのスーツケース3選
さてここからは、寿命が長いスーツケースを3つ紹介してきます。
どうせなら今のうちに買い替えたほうがいいので、ぜひご覧ください!
1位:スタリアCX【プロテカ】
※購入は公式サイトからがおすすめです。
プロテカモデル一番人気の「スタリアCX」。
国内生産実績50年以上で抜群の信頼性があります。
日本製ならではの高品質と、高感度なデザインが大きな人気の秘密です。
熟練の職人が汗水流して手作業によって、1つ1つ丁寧に仕上げられました。
素材から組み立てまで全て国内で賄っている、そんな魅力あふれるスタリアCXです。
重量 | サイズ | 容量 | 機内持ち込み |
2.4kg | 45×34×20cm | 22L | 機内持ち込み可能 |
3.0kg | 51×39×25cm | 37L | 機内持ち込み可能 |
3.3kg | 56×44×29cm | 53L | 不可 |
4.0kg | 66×51×30cm | 78L | 不可 |
スタリアCXの口コミ評判
- キャスターの動きが非常にスムーズで移動が快適でした。また旅行に行くのが楽しみです。
- 長く使っていきたかったので信頼性のあるスタリアCXを購入しました。外観がスタイリッシュで使いやすいので気にっています。
- ワンタッチでロックがかかるキャスターストッパー機能が快適です。買ってよかったです!
購入は公式サイトからがおすすめです。
レビュー記事→スタリアCXの口コミ【プロテカスーツケースだったらこれが最高に良すぎる!】
2位:パリセイド3
購入は公式サイトからがおすすめです。
エースブランドの中でも一番人気のある「パリセイド3-Z」。
耐久性があるモデルでしかも軽量型のスーツケースです。
機内持ち込みができるサイズで、便利なキャスターストッパー機能も搭載されています。
そのため、揺れる電車の中やバスの中でもスーツケースを固定できます。
サイズと重量 | 45×34×20cm 2.5kg 50×40×25cm 3.2kg 53×38×23cm 3.0kg |
主な機能 | ポリカーボネート素材 HINOMOTO製キャスター キャスターストッパー機能 フロントポケットなど。 |
パリセイド3-Zの口コミ評判
- 軽くて使いやすい最高のスーツケースだと思います。2泊3日の旅行にぴったりのサイズ感でした。
- フロントポケットには書類やガジェット類を収納できて、荷物の取り出しも便利です。
- 外観がスタイリッシュでコスパのいいスーツケースだと思います。
購入は公式サイトからがおすすめです。
レビュー記事→パリセイド3-Zレビュー・スーツケースの大きな魅力に迫ります【口コミ評判】
3位:イノベーターINV50
1969年に北欧スウェーデンで始まった「イノベーター」。
北欧らしさがふんだんに盛り込まれており、どこか優しさにあふれているスーツケースです。
荷物の取り出しが便利なフロントオープンタイプで、オシャレな雰囲気があります。
またシンプルでスタイリッシュなので、ファッションにも合わせやすいのが大きな特徴です。
ボディー素材 | ポリカーボネート |
容量 | 38L(1~3泊) |
サイズ | H:55 W:35 D:25 cm(Total:115 cm) |
重量 | 3.3 kg |
カラーの種類 |
|
イノベーターinv50の口コミ評判
- 機内持ち込みができて、フロントオープンタイプなので重宝しています。使い勝手がいいです。
- おしゃれな外観が気に入っています。ヨーロッパ風のデザインがいいと思います。
- 軽くて移動が楽でした。また旅行に行くときに使う予定です。
レビュー記事→イノベーターinv50の口コミレビュー【機内持ち込みできてカッコイイ見た目が最高過ぎる!】
まとめ:寿命や耐用年数が長いスーツケースに買い替えよう!
さて今回は、スーツケースって何年くらい使ったら買い替えたほうがいいですか?寿命ってどれくらい?どのくらいの期間もつの?耐用年数を知りたいです。誰か教えてください!という方へ解説してきました。
いかがでしたでしょうか?
スーツケースの耐用年数や寿命は、機能性や素材によって多く異なります。
また、使用頻度や加水分解などにも大きな影響を受けるので、思っていたより消耗しやすいこともあります。
なので、もし「そろそろ替え時かな?」「買ったのはだいぶ昔」という方は、買い替えを検討してください。
きっと、新しい生活を送ることができて、旅行をもっと快適に楽しむことができるはずです。
それでは、旅行や出張を楽しんでみてください♬
※購入は公式サイトからがおすすめです。