今回はこういった方へ書いていきます。
この記事では
を紹介します。
ちなみにこの記事を書いている僕が今まで旅してきた国の数は50程ですのでエピソードはたくさんあります。ですが結論から言うと自分自身ではトラブルには巻き込まれたことはないと思っていますが、人によっては恐怖の体験をしたな、と感じてもらえるものをまとめました。
1 バックパッカーの旅での恐怖体験【僕の実体験】
スピード違反での恐怖体験
東ヨーロッパでバックパッカー中に、山中にある湖をみて帰ろうと思っていた時の話。
行きはバスと徒歩で行ったのですが、帰りはバスがなくて途方に暮れていると20代カップルの4人組が丁度車で帰るところで乗せていってくれるとのこと。
現地の人の優しさには本当に感謝と思い車に乗り込んでいざ出発。
その湖は人里離れた山中にあり人がほとんどいない、そしてドライバーが運転テクニックに自信があるということ。まさか、と思った瞬間。
アクセル全開。マックスで150km出して、コーナーもドリフトという名の超がつく荒運転。しかも飲酒運転。そして警察もいない。
「落ち着いて運転して!」と僕が言葉を放つと、それを面白がったドライバーがもっとスピードを上げはじめ全くの逆効果。絶対死ぬと思った瞬間車は数回スピン。
だれもいなかったからよかったものの、他に車があれば大惨事。
最終的には無事宿に着きハグをしてお別れ。
僕が死を感じた恐怖の経験談です。
バックパッカー時の国境での恐怖体験
カンボジアからラオスまでのバスの中での話。
国境を越えると基本的にはビザのチェックがありますが正式なものではない所も多々あり、単純に道の端っこにテーブルが置いてありそこでハンコを押してもらうところがあります。
一応国境に着き、手続きをすましていると若いカンボジア人女性?がバスからなかなかバスから出てこずに引きこもっていました。
強制的にスタッフから連れ出され手続きをすましていると、何か異変があり口論に。最終的には女性が相手に手を出して場は騒然。
何があったのかわからずでしたが、女性はそのまま奥のほうへ連れていかれ。僕や他の旅行者も訳がわからず、恐怖を感じていました。
時間が経っていても帰ってこず時間も長引いていたので、バスの運転手もその子たちを置いてバスを出発。
話を車内の人間に聞くと「不法滞在者」「パスポートが偽物」ということで警察に連れていかれたというもの。
口論の内容が全くわからなかったので余計恐怖を感じたエピソードです。
>>バックパッカーが死亡した恐ろしい事件【ご冥福をお祈り申し上げます】
バックパッカーホステルにてアルコール中毒者との恐怖体験
僕がシドニーでバックパッカーホステルに泊まっている時のお話です。
部屋はドミトリーで20人部屋のキングスクロスの超格安宿。
夜眠っていると一人の小太りの女性が部屋でフラフラしていました。最初はなにか探し物をしているのかな?と思っていましたがいきなり部屋の真ん中にしゃがみ込み数十秒後立ち上がり自分のベッドに戻っていきました。
数分後。ものすごい異臭を放つ尿の匂いがしました。
そうです。その女性はその部屋の真ん中で放尿したのです。ただ僕もその日は酔っぱらっており周りも暗くまさかそんな所で用を足す人がいるとも思わずそのまま寝ることに。
数時間後、うねりごえをあげ始め、歩きまわりそこらじゅうでしゃがみ込む、部屋中をフラフラするの繰り返しで毎晩続きました。
朝になるとカーペットが濡れており僕もまさかその女性がそんなことをしていると気づかずに、他の部屋の住人も同様で「なんか臭くない?」「あの人頭おかしくない?」という感じ。
数日後部屋のある1人がその女性が部屋で用を足していることに気づき、マネージャーに報告。事件が発覚。その女性はスタッフに追い出され後日清掃業者が訪れクリーニングを開始。
ことは終えましたがある意味恐怖体験です。
デリーでのボッタくり宿の恐怖体験
デリーにネパールから飛行機で着き宿を探しているとタクシーの運ちゃんが現れ、連れていってくれるということ。
迷わずに乗り込むと町からは離れた遠い宿へ到着。
一晩の値段を聞くと5000ルピー、日本円で8000円ほど。明らかに超がつくボッタくり。ちなみにインドのホステルの宿は800円でも十分泊まれる。
立ち去ろうとすると僕のバックパックを男性3人ほどで取り押さえて一晩は泊まらないとダメだと言い放つ。
そんなわけはないと強引に僕のバックパックを取り返そうとするとスタッフが怒鳴り声をあげ、口論に。
だんだんめんどくさくなり1000ルピーだったら払うということで一晩の宿泊を決定。
部屋に連れいかれるとプライベート部屋でまあ悪くはない。
夕方頃に部屋でゆっくりしていると部屋をノックされドアを開けるとボーイとおばさんが二人。そして「どっちがいい?」と一言。なんと売春をすすめてきた。
断ると30分後にまた違った女性を連れてきて「どっちがいい?」と一言。また断ると同じことが一晩中続く。
その間にも「ビール買わないか?一本千円だ」。とか「ウィスキーはどうだ?一本2000円」とルームサービスという名の迷惑行為が続き結局全然寝れなかった。
次の日になりチェックアウトをすると「貧乏人は来るな!」とフロントから罵声は浴び去られる始末。
二度と行くか!
ニュージーランドのバックパッカーホステルにての恐怖体験(長編)
僕が過去にニュージーランドのユースホステルにて働いていた時の話です。
スタッフとして働いていた僕は受付を夜の11時頃にしめ、部屋に戻るとぐっすり眠ってしまいました。
朝の3時頃に急に電話が鳴り、その電話にでると相手はなんと警察の方。
寝ぼけていたのもあって何だかよくわからず「とりあえず受付まできてくれ」とのことで、ホステルの入り口に眠い目をこすりながら向かって歩いていくと、数人の警察官と大きな荷物をホステルから持ち運び出している人達。
何が起こっているのかわからずに警察の方に挨拶をすると、手招きをされホステルの3階の奥の部屋に案内されることに。そして、その警察官が指をさし立ち止まるとそこには何とも言えない人間臭さが立ち込めるドアの空いたダブルベッドの部屋が目の前に。
よく周りを見渡すと荷物でごちゃごちゃになった部屋と、泣きじゃくる女性が一名。なんだか状況がわからずに僕が警察官の方を見つめていると。
警察官が一言。「たった今ここで人が亡くなった」。
寝ぼけていた頭がいきなりパニック状態になり、訳がわからずにいるとその警察官はスタッフの僕に亡くなった方の詳細がほしいということで、1時間ほど事情聴取をうけることに。
受付に警察の方と行き、亡くなった方の身元が明らかに。
予約システムのおかげで免許証のナンバー、パスポート、がわかり、亡くなった方はニュージーランド人の10代の若者ということが判明。
警察の方に防犯カメラの映像の記録も手渡し、「あとは警察がやっておくから大丈夫だよ」との一言で安心し、あとは鑑識の方が指紋の採取などを行うとのこと。
一安心した僕はとりあえず部屋に戻り体を休め、次の日はまた警察の方に事情聴取をうけることに。
話を聴くと、死亡した男性の死因はなんらかの毒物、推定死亡時刻は夜の1時頃とのこと。
警察の方、それから探偵の方が現れ現場検証を実地。その時に隣の部屋に泊まっていたバックパッカー達に聞き込みをしていると、重要な事実が浮かび上がります。
それは「そういえばあの晩、亡くなった男性と同じ部屋にいたガールフレンドは口喧嘩をしていた」というもの。
しかもその怒鳴り声は隣の部屋の住人だけでなく、その向かいの部屋の人まで聞こえたという大きなもの。
それを怪しく見た探偵と警察は第一発見者の「ガールフレンド」に徹底的に警察署で話を聞くことに。
ですがそのガールフレンドから出てきた言葉は「私は人殺しなんかしない」「私は無実」「確かに喧嘩をしたこともあったけど、私は彼を愛していた」とのこと。
探偵と警察はそのガールフレンドのことを怪しく思っていて死因の特定、推定死亡時刻からその子が犯人であることが間違いないと感じていました。
理由は2つあり1つは死因が毒物であることと、そして2つ目は死亡推定時刻にそのガールフレンドのアリバイがなかったこと。
男性が人を殺す時にはナイフなどの凶器が使われるのが一般的ですが、女性が男性を殺す場合は力を一切使わない毒物が多い。
そして1時頃の死亡推定時刻にその女性は、ボーイフレンドとの口喧嘩をして頭を冷やしに外へ散歩に出かけたとのことから、女性が男性に飲み物を渡し異物混入を図り、自殺に見せかけた嘘をついている、という探偵の推理。そしてこの犯行は彼女以外考えられないということ。
ですが、これといった決定的な証拠があがらずに、彼女は釈放されこの事件は自殺として片づけられることに。。。。
事件から1週間がたち、葬儀屋の方が現れその部屋の中でお参りを捧げ、遺族の方や亡くなった男性の友達もあらわれお祈りを捧げました。
みなが深い悲しみに明け暮れているころ、亡くなった男性の一人の友達の男性が、「元気を出せよ」と言わんばかりに周りに声をかける。
僕はそれを見て「この人は強いな」「本当は自分だって悲しいのに涙をこらえてみんなを励ます姿は素敵だなと」感じました。
それから1カ月後、遺留品の検査などが全て終わり警察の方からうちのホステルで管理していた遺留品を被害者の方へ返してもいいことに。
数日後遺族の方と連絡がとれ、被害者のあの男友達が現れ全ての荷物を引き取りに来ました。
「これで全部?」と聞かれ「そうですね。以上です」と僕は答え、駐車場へ荷物を彼の車に乗せるのに運ぶ手伝いをしました。
車の目の前に着くと、車の中から人が出てきてトランクを空けてくれることに。
荷物をトランクに詰め込み、トランクを閉め「荷物運びをありがとう」と彼に言われ握手を求められたので、右手を差し出すとその男性は丁寧に両手を使って僕の手を握り返しました。
その時に何かが「キラン」とひかり、何だろうと思って視線を逸らすと、見えたのが左手の薬指にはめられた指輪。
僕は「あれっ?この男性この前の葬式にはつけていなかったのに」と思いつつも、その場は何も言わずに「バイバイ」と手を振りました。
仕事が終わり僕が休憩所で一服をしていると、その男性の車が駐車場から出るためにバックし始め、方向を変えて駐車場から出ていく姿を目撃。
向かって右から僕の目の前を通り過ぎ、左に通り抜けようとした車からまた「キラン」とまた光るもの。
一瞬目を奪われ見ると、助手席から左手が投げ出されていて、その薬指にはさっきみたものと一緒の指輪が。
そして僕は視線の矛先を変えると、その車の助手席に座っていたのは、亡くなった男性のガールフレンド。
そしてその車を運転していたのは、葬式にみんなを勇気づけていた男友達。
かれらはペアの指輪をして、楽しそうにドライブをしながら、そのまま駐車場から大通りへ消えていった。
まとめ:バックパッカーの旅での恐怖体験
さて今回は、バックパッカーの旅で恐怖体験をした人っているのかな?そこまで怖くなくてもトラブルに巻き込まれてしまった経験とかがあれば教えてほしいなという方へ僕の体験談をまとめてみました。
旅に出る際には細心の注意を払いましょう。
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