
今回はこういった方へ書いていきます。この記事の内容は
です。
ちなみにこの記事を書いている僕は今まで50程の国への渡航経験があり、多分南京虫に刺された回数は数万回です。体中にはいたるところに、噛まれた傷跡が今だにあり、多少自負しております。
海外のホテルで働いていた経験もあり、対処法はどの人よりも詳しいかと思いますので信用性は高いと思います。
1 南京虫とは一体なに?
結論から言うと↑の写真に写っている「ダニ」です。
別名「ベッドバグ」「トコジラミ」「床むし」と言われ「吸血性の寄生昆虫」で最近では海外のホテル、民宿、家でも爆発的に増えていて、大問題になっています。
しかもこのダニの繁殖スピードはすさまじくメスのダニが生涯で産む卵の数は500とも言われ、「近親交配」が可能、つまり生まれた子供のオスとメスで永遠に増え続けるという無敵に近いダニです。
一匹が一回で人を噛む回数は2~3回になり、以下の写真のように点々が続いていると南京虫の可能性が高いです。
南京虫対策を海外でする方法
結論は、体に虫よけを塗りたくるです。まず刺される前に予防が必要になり、一番簡単な方法は虫よけスプレーを使うということです。
ベッドバグとはダニ、要は、虫ですので虫よけスプレーを全身に吹きかけて寝ることをおススメします。スプレーでなければならない理由はないので、虫よけのクリームでもいいです。体全体に塗り込まないとやられます。
手足の指、腕、首、耳裏、は特に刺されやすいので塗っておきましょう。それからスプレーをお持ちの方は枕やベッドにも吹きかけることができれば効果は倍増です。※あまりやりすぎると、ルームメイトから文句を言われたり次の日頭痛になるのでほどほどにしてください。
肌に敏感な方にはおススメしませんが 、スプレーは日本のものでも海外のものでもいいです。あまり持ち込むと荷物が重くなるので、 日本からは一つだけもって行きあとは現地調達がいいと思います。
着込む
これもすごいシンプルですが、できれば靴下を履き長袖長ズボンで睡眠をとれば、ベッドバグも肌を噛みづらくなります。
ですが、真夏にやると寝ている間に汗をかき脱水症状を起こすのですすめません 。
ちょっとお金に余裕がある方は、部屋にエアコンがガンガンついているバッパー(ホステル)に泊まるようにしましょう。(一晩200-500円しか変わりませんので)補足ですがベッドバグがアクティブになる温度が約20度前半から30度程といわれているので、部屋の温度を低くするのは活動能力を下げる意味合いもあります。
宿泊宿を厳重にチェック
そもそもなんですが、ベッドバグは全てのホテル、モーテル、バッパー、に生息しているのではなく旅人の衣服について運ばれてきます。ある程度きれいな宿泊施設に泊まれば問題はないですが、問題は格安ホステル、バックパッカーにドミトリーで泊まるときです。
下のサイトからでも見れますが、評価が8.0以下もしくは、レビューに ”Bedbug”の文字が出てくる場合泊まらないほうが、無難です。
これらは他のサイトTrivago,Hostelworld, Hostelbookers, などでもそうですが、8割以上の評価がない場合は避けましょう。何かしら問題がある可能性が高く、清掃がきっちりされていない宿泊施設はベッドバグが繁殖しやすく、マネージメント自体に問題ありと判断してもいいと思います。
2 旅行中に南京虫に刺された時の対処法
冷やす
刺された後は激しい痒みと痛みが生じますので、まずはアイスバッグで冷やすのがいいです。シャワーもできるだけ体を温める温度は避け、薬を塗ってもいいと思います。が、あまり効かないですがキンカンは効きます。
僕も旅をするときは絶対に手放さないですし、一本持っておけば安心ですね。ひどいようであれば、医者にみてもらったほうがいいです。
保険がきくようであれば、タダで薬をもらえたりもしますし処方箋が必要なものももらえます。
※絶対にひっかいてはいけません。雑菌が繁殖し余計ひどくなります。ホステルの受付に報告ベッドバグに刺された場合は、受付に申し出ましょう。できればベッドバグも一緒に持っていくのがベストですが、寝ている間に刺されることが多いので、捕獲は困難だと思います。
ほとんどのホステルは泊まった日の宿代の返金、部屋を代えてくれ、衣類の洗濯を無料で行ってくれます。
ただし中には金にずる賢いホステルオーナーもおりますので、絶対してくれるわけではないです。その場で何も対処しないホステルは問題アリですので、速やかに退出し別の宿を探したほうがいいです。
後日メールで連絡すれば、返金してくれるところもあります。ほぼないですが。洗濯刺された場合その時に、着ている衣服もしくは持ち物にもベッドバグがいる可能性があるので、できればお湯で洗ってください。
お湯がない場合はシンプルにそのまま乾燥機に突っ込んでもOKです。50度以上の熱で10分あればベッドバグは全て死にます。
ちなみに僕は念のため、50度以上の熱で乾燥機に15分ほど入れ、ヒートで念入りにベッドバグの息の根を止めます。
ベッドバグの探し方と好む場所 【南京虫・トコジラミ】
結論から言うと高温多湿で陰になりやすいエリアです。
- ベッドスカート(ベッドとマットレスの間に敷くヒラヒラがついているもの)
- マットレスの端っこ
- ベッドの反対側やベッドの足周辺
- カーテンの裏
- 机、棚、の反対側
人間が普段生活していて目にしないような場所で、非常に見つけにくい所にいっぱいいます。僕たちが寝ている夜中に行動するので、どこにかくれいているのかわかりにくいです。
糞を見つける
いい探す方法で糞を見つけるという手段があります。
ペンで書いたドットくらいのものが、チラホラみつかればそれが証拠になります。ぱっと見、何かの汚れに見えますが、違います。
この記事の写真はベッドバグがたくさんいたときのケースですので、糞が大きい範囲であるのでわかりやすいですが、もう少し小さいエリアにあるときもあります。
3 南京虫を家に持って帰ってきてしまった場合(洗濯で南京虫は死ぬは嘘)
結論から言うと洗濯だけで南京虫は死なないので「熱で殺戮を繰り返します」。
ベッドバグは熱に弱いので、殺すには50度以上の熱で10分以上が基本ですのです。洗えるものでしたら一旦洗濯機に入れてしまい乾燥機に入れましょう。
乾燥機が家になければ近くのコインランドリーもって行きましょう。ちなみに成虫はもちろんですしベッドバグの卵も、殺すことができますので一番効果的な方法です。
問題は洗うことができないベッド、マットレス、壁ですね僕が働いていたバックパッカーではスチーマークリーナーを使っていてそれが一番重宝しました。使い方は簡単でアイロンを使用する時と一緒ですね。水を入れて温まるまで待ち、準備完了になり次第ゆっくりとスチームをあてていきます。クリーニングの時にも使えますし使い勝手もいいです。
駆除方法のポイント
最重要点はじっくりスチームを目標物にあてていくことです。
たまにスチームを離しすぎて使っているスタッフが僕のバックパッカー時代、周りにいたので、注意しましたが、アイロンをかけるように蒸気をあてないと死にません。
目安としては一つの部屋で2~4時間くらいですね。もちろん部屋の大きさや家具の多さにもよりますが、そのくらいしっかり住みずみまでやらないと、またベッドバグは出現します。
一回で駆除できないのであれば3回くらいまではトライしましょう。そうすると確実に効果は出るはずです。
おわり
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